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三年目のスキンシップ!

・・・ 3年目に突入!
    でも、まだ2006年の話 ・・・

 「やっと心を開いてくれた!!」

 「言うこと聞くようになるまで2年かかるわよ」と、先輩ユーザーに言われ
苦節2年! お題目のように{2年、2年!}と言い聞かせて来たこの月日。
とうとう3年目を迎え{よ~し、これからだぁ~!}と、2年経って突然
大変身なんかするわけないのに…。(汗) そんなことにも気づかぬほど
「忍」の一字で耐えてきた月日!!(号泣) とにかく、期待に旨を膨らませる私。

 駅前にある地域の人の憩いの場。私とホーリーは、毎週一回、
お散歩の途中でそこに立ち寄り、みなさんとおしゃべりしてきます。
接待してくれるボランティアの人たち三人が大の犬好きで、いつもホーリーを
熱烈歓迎。

そう言う気持ちは彼にも伝わり、憩いの場が近づくと、ホーリーのそれまでの
テレテレ歩行が弾んだものになるからおもしろい! まったく判りやすい子です。(汗)

 いつものようにお茶をいただき他愛ない話で大笑いしていると、足下の
ホーリーの顔がピッタリと寄り添って来ました。靴下を通して伝わってくる
ホーリーの温もりは心地よく、そんな態度に{あれっ、どうしたのかな?}
と思いつつ、{先輩が言ってたのってこれだ! 二年経って、ホーリーも
ようやく甘えるようになってくれたんだ}と、一人でジーンとしていたのでした。

実は、盲導犬協会での共同訓練中、ホーリーが私の靴の上に顎を乗せ、
親しげと言うか、安心して身を任せていると言うか…。リラックスする態度を
見せてくれたことがあったんです。でも、だんだんしびれてきた足をどうすれば
いいか判らず、訓練士に聞くと「はねのけていいですよ」と言われ実行してから、
以降、ホーリーは顎を乗せなくなっちゃったんです。(涙) あのときの私の態度は、
きっと、デリケートなホーリーにはインパクトが強過ぎて、彼の気持ちを
傷つけてしまった。それが今の態度・歩行に現れているのでは…と…。

後悔先に立たず。内心あのときの自分の行動を悔やんでいたのでした。(涙)
だから、2年経ってようやく足に寄り添ってくれた時は本当に嬉しくて嬉しくて…、
信頼回復!って感じだったんです。(号泣)

ちょっと足をずらし机の下からつま先が出ると、今度はつま先の上に顎を
のせます。もう間違いありません。かかとより広い場所に懐くようにピッタリと
くっつくんだから、これが愛情表現・信頼回復でなくて何でしょう。先輩の
言った事は本当でした。(再び嬉し涙)

  こう言う滅多にない感動秘話は、絶対に家族に伝えなきゃね! 夕食時、
勇んで食堂に行くと、突然大きな声で言われました。
「そんな靴下はいてったの?」。

そんな…と言われても、これは通販のニッセンで買った、透かし編みの
私のお気に入りの一足。それって趣味の違いでしょう、趣味の! と腹立たしく
思った私。

{第一、自分の趣味だってお世辞にもいいとは言えないでしょ}と、
言いたかったけど言わず、ムスッとした声で「お気に入りなんだけど…」と
だけ言い返したのでした。だって、食事前だし…、おかずの盛りが少なくなると
困るし…。(汗)

が、返って来た声は、「それ、透かし編みじゃなくて、かかととつま先が
薄くなってる普通の靴下なんだけど…」。{ゲッ!そそそうだったの!!}(大汗)
あ~ぁ、文句言わなくて良かった。完璧におかずが一品減ってるところだった!

 見えない悲しさ。お気に入りの一足と思って履いていた靴下は、すり切れる
寸前の親指トムが出てきそうな、悲しい靴下だったのです。ホーリーの暖かさが
いつになく心地よく伝わってきたのは、苦節2年を乗り越えての感動の温もり
ではなく、靴下が薄かったからだったのでした。(号泣)

そう言われホーリーの動きを思い出して見れば、私の足の動きに会わせ、彼の
くっつく位置も変わっていたような。まるで、みすぼらしい靴下をみんなの
視線から隠すかのように、顔を寄せてくれていたのです。なんてけなげな
良い子なんでしょう。(ばか親の涙)

 あの時のホーリーの顎乗せ行為が、私に心を開いてくれた証拠か、それとも
靴下の穴隠しか。残念ながら未だに不明。だって、あれから靴下の穴チェックは
バッチリだし、たぶん、穴あき靴下は履いてないと思う。だから、人前で
穴隠しのために顎を乗せることはない。となると、その後の憩いの広場で顎を
乗せないのはなぜ…。うち解けた行為じゃなくて、やっぱり穴隠し…。(汗)

それでもあの時、{ママに恥をかかせちゃいけない!}くらいは思ったかなぁ~と、
ちょっとは期待し、{事前に言い訳しておけば、みなさんだって{穴あいてるの
判らないのねぇ~}なんて、悲愴感は感じないだろうし、今度、試して
みようかな~?}と、歩行の悩みそっちのけで性懲りもなく悩む私でした。

 END

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