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2008年8月

ホーリーベッドはお買い得!? part 2

・・・ 大ぼけ! ・・・
    出会いは2005年。2年目だからーー2006年の話し(汗)・・・

 「いい買い物したわぁ」
家庭内の金銭関係には結構シビアな我が家。犬だけどホーリーは
私の息子。祖母に当たる母上に甘えたいのはやまやまだけど、
他にもたくさん甘えているのでここは一つ汐らしく「お金払うね」
と、内心「いいわよ」の返事を期待しつつ言ってみたのでした。

案の定、「ホーちゃんのためだもの、いいわよ」と期待通りの返事。
{ラッキー!}とニンマリしながらも「えーぇ、悪いから…」
なんて一応言ってみたのでした。

が、喜んだのも束の間。私の本音と建て前を見抜いていたかの
ように、主語なし大どんでん返し文を得意とする母上の言葉には、
まだ先がありました。

 「あんまり安くなってたから、念のためメーカーに聞いて
もらったら在庫があったのよ。で、10個注文してきたからね。
一年で3個使ったって3年分で1万円よ。やすいわぁ!
来年は売ってないかも知れないし、高くなってるってことも
考えられるでしょ」。

{じゅっ・じゅっ個!}と、あまりにアバウトな衝動的大量仕入れ
に呆れ、改めてその経済観念を疑ってみたものの{買ってくれる
なら別に何の問題もないし…まぁいいか}と思い直したところに、
とどめのカウンターパンチが炸裂したのでした。

「この1個は買ってあげるけど、あとの10個はあなたが
払いなさいね。電話が来たら取りに行ってあげるから。ねっ、
いい買い物でしょ」とにべもない…。私の顔に、スルスルと
すだれが降りてきたのでした。

勝手に10個も取り寄せて「あなたが払いなさいね」って、一言の
相談もなく注文しておいてそれはないでしょそれは。いくら私の
ウエストが太いからと言って…。もとい、太っ腹だからと言って
(大差ない気が…)金銭の絡む問題は事前に相談して下さい事前に。
何のために携帯電話持ってるんですか! お願いですから、きちんと
スイッチ入れて「携帯」し、こう言う時に使って下さい。(哀願)

 買ってくれると思ったから「ヘェ~、安い~!」と同調し
「さすが母上!」なんてヨイショもしたけど、自腹となると一気に
1万円の出費におののく私。

頭の中に、羽が生え、名残惜しそうに財布からひらひらと飛び去る
1万円札と、うっすらと涙を浮かべそれを見つめ、唇を噛んで
いる自分の悲しげな姿がクッキリと浮かんだのでした。(号泣)

確かに、毎年探す思いをすれば1万円は高くないけど、前年買った
ベッド2個は翌年も使ってるし、毎年新しくなんてしないと思う。そんな調子で数年も保管していれば、いざ使う談になって糸も
生地も劣化し、プチプチ切れて使い物にならなくなること請け合い!

お店の人には悪いけど、滅多に売れないだろう品を10個も頼んでは、
時間をおいてのキャンセルはまず無理。{急いで何らかの対策を
困じ、せめて被害は最小限にとどめなきゃ!}と、財布が空になる
前に、家がベッドでいっぱいになる前に…と焦る私。

 ところが、保管場所もその結果の劣化の心配も「3年で1万円」
の前にはどこ吹く風。ついでに懐も痛まない母上。「お買い得品を
get!」した満足感でいっぱいで、チャンスを見つけては「せめて
半分の5個にしては」としつこく食い下がる私の的確な声を
毎回あっさり却下するのでした。(涙)

その間も、電話が鳴るたびホームセンターからの入荷連絡では…と
びびり続け、母上の上機嫌とは裏腹に、1万円札との不条理な
別れの時が、刻一刻と近づいていることを思わされる私でした。
(号泣)

 つづく

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ホーリーベッドはお買い得!? part 1

・・・ 大ぼけ! ・・・
    出会いは2005年。2年目だからーー2006年の話し(汗)・・・

 「あった! あった!」
ある日、母上がホームセンターから帰って来るなり、玄関から
喚起の雄叫びをあげながら私の所にやって来ました。{いったい
何の騒ぎ?}といぶかしく思う私。「あったあった。同じ物が
去年の半額近く! 注意して見ていて良かった!!」と、相変わらず
主語の欠落した要領を得ない日本語で、得意そうに何事かをまくし
立てています。

こんなとき目が見えれば、その手に持っている品が話題の
「半額近い品」であることは一目瞭然。主語なしで、しかも要領を
得ない話し方を得意とする母上のこと、そこから「何を
言いたいか!」を推測し、ポイントを探り当てながらの会話は
推理小説を読むかのごとく! イヤ、聞くがごとく!

 一昔前に流行った「甘えの構造」じゃないけど、日本語は、
自分で物をハッキリ言わず、相手に気づいて欲しい、判って欲しい
って依存している部分がかなり多いから、視線を追って
「あぁ、あれのことね!」と、察することが無理な私たち盲人は、
ほぼ毎日金田一耕助なみに推理力を働かせ、神経を集中して話を
聞いているんです。それが文末になって大どんでん返しとなって
しまうんですから…!!(涙)

その難しい日本語を更に難しくしてしまう母上。こうして、母上と
私の間で毎回同じ質問「何の話し?」が繰り返されるのです。
(再び涙)

 格安で買ってきた品、それはホーリーのベッドでした。布で
出来た子供用ビニールプールのような形で、周囲のドーナツ状の
部分には、空気の代わりに合成綿が入りプックリ膨れ、彼が中に
入って丸くなり、あごを乗せるにはその膨らみは丁度良い感じ。
これは、前年、買ってきたその日からホーリーの大のお気に入りと
なりました。(笑み)

服でもなんでも小型犬用グッズは結構あるのに、こと大型犬用と
なるとなかなかなく、ようやく見つけ、しかもホーリーが
お気に入りなんですから、すぐに洗い替えも含めて三個購入。
内一つの周囲のプックリがなくなってしまい、同じ物を買おうにも
次の年、その店にベッドはなかったのです。

 と言う訳で、その日買ってきたベッドも、母上が根性であちこち
探し回り、ようやく見つけてきた物だったのでした。(thank's)

事情を知れば、息せき切って帰宅した理由にも納得。最初から
それを言ってくれれば私も一緒に喜べたものを…。「何言ってる
の?」と言った後では盛り上がりも今一。理論的な私の思考は、
時に純粋な喜びに水を差す結果を招くのでした。

だって、情報は正確に把握しないとね。これまでも、いったいどれ
くらい見切り発車で泣きを見たことか…。(号泣)(詳しくは
「おからダイエット」を読んでね)

そうそう。倉庫から見つけてもらった在庫品を抱え帰ってきた母上。
喚起の雄叫びの理由は、諦めていた品が見つかった嬉しさと
もう一つ、\980と言うそのビックリ価格にありました!

それで合点が行きます。いくら可愛いホーリーのためとは言え、
その喜び方と言ったら半端じゃなかったんです。なんせ家計を
預かっている身、昨年の価格を知ってるだけにディスカウント価格
に狂喜乱舞! ところが、この\980が曲者だったのです。

 つづく

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