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リタイア犬ボランティアさんに教えられたこと!

・・・デビューしたてー若葉マークの頃ー2006年

 「最後まで散歩に行きたがってました」
ホーリーと出会って3ヶ月が過ぎた頃、日本盲導犬協会で開かれる慰霊祭に出席。そこで
出会ったのがリタイア犬ボランティア(退役犬ボランティア)のKさんです。
とは言っても、慰霊祭の何たるかも知らない私は、Kさんがその日の喪主の一人だとは
知らず話をしていたのでした。(汗)

 会場の準備が整うまで、集まった人たちはあちこちでくつろぎ、談笑しながら
アナウンスを待っていました。入り口近くのベンチに腰掛けていた私たちの前で、三人の
小さな子供連れの二人のご婦人が足を止めました。たぶん、私と一緒にいたホーリーを
見とめたんでしょう。なんせホーリー君、行き交う先輩盲導犬の威風堂々とした姿に
興奮し、まるでディズニーランドのパレードを見る子供のように大はしゃぎ! 顔は
左右にキョロキョロ、足はドタバタドタバタ落ち着きなく、私が賢明に出す「シット」
の指示も「ダウン」の指示も右から左へトンネル状態!!(号泣) そんなホーリー相手に
孤軍奮闘している私は、はた目にも新米同志と言うことは歴然。心配し、励ますつもりで
声を掛けてくれたんでしょう。(汗)

 盲導犬育成に関わるボランティアで、世に一番知られているのはパピーウオーカーだと
思います。私もそれほど知らない時期で、Kさんもそんな関係者の一人だろうと思って
いたんです。確かに関係者でしたけど…。(汗) でも、話をしていくうちにリタイア犬
ボランティアさんだと知ったんです。しかも、預かっていた犬を亡くしたばかりだと…。

 預かっていたのはサンちゃんと言う女の子。問わず語りに話し始めたサンちゃんの
生活は、将来、必ずやってくるホーリーの姿でもあり、私には人ごとではなかったんです。
そんな私の気も知らず、相変わらず、ホーリーは足下で先輩諸氏の有志に見とれて
ソワソワしてましたけどね。(涙)

当初、サンちゃんのユーザーは、盲導犬として引退した彼女を自宅で世話していたそう
です。(えっと、ここから話し始めると「リタイア犬サンちゃんへの愛情物語」に
なっちゃうので、機会があったらご紹介します。)事情により最後まで看取れず、
ボランティアさんに託すことにしたそうです。そしてサンちゃんはKさんと出会いました。

 リタイア犬ボランティアは、盲導犬としての働きを終えた老いた犬を引き取り、その
犬の最後を看取ります。どのボランティアさんにも別れはあるけど、それは次に続く
希望のバトンタッチ。でも、リタイア犬のお世話は、精神的に一番つらいお努め
なんじゃないかと私は思うんです。「リタイア犬なんだから年は取ってるし、死はやって
くるのに…。サンちゃんが死ぬなんて思ってなかったんです」と、所用で連絡を取った時、
Kさんが話してくれました。

 協会で交わした言葉の中で特に心に残っているのは、「サンちゃんは最後までお散歩に
行きたがってました」って言葉です。階段が下りられなくなってスロープを作って
あげたり、後ろ足が立たずすぐにペチャンとへたってしまう彼女のため、ベストを着せて
後ろ足への負担が軽くなるよう支え持ってあげたりと、ゆっくりのんびり、休み休み
お散歩したって。(ウルウル涙)

{あぁ、本当なんだ!}N訓練士が「太らせると歩けなくなりますよ」と言っていた
ことを思い出していました。サンちゃんは太っていたから歩けなくなった訳じゃないけど、
「最後までお散歩したがっていた…。」ってことは、歩けなくなったら、高齢
じゃなくても散歩ができなくなるってことでしょ。足腰が萎えて、本当に歩行困難になる
までは、他の原因で歩けなくしちゃいけない!! そう思ったんです。(偉い!)

すでにホーリーのドクターからダイエットの厳命が出てたし(詳しくは「ただの肥満です」
を読んでね)しかも、おからで痩せるとの言葉を鵜呑みにし、与えすぎて逆太りさせて
しまった私!(汗)(詳しくは「おからダイエット」を読んでね) と言う訳で、
ホーリーの明るい老後のため、気持ちも新たに、ダイエットに励むと誓った私でした。

 そして、Kさんとの出逢いで教えられたもう一つ大事な現実。長い間共に歩み、助けて
くれた盲導犬がリタイア後、ユーザーと暮らせない理由。イヤ、ユーザーが犬と暮らせ
ない理由!! Kさんの話を聞いた数ヶ月後、私はその現実を身をもって知るのです。
意味深でしょ!(ムッフッ!)

<ポ イ ン ト>

1.いつまでもお散歩が出来るよう体重管理は大事!

2.毎日お散歩につきあってくれる犬って最高!(逆転の発想)

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